信州エクスターンシップ2017 №3

引き続き職場見学の様子です!

最後にコンクリート事業部です。コンクリート二次製品の製造販売を行っています。

コンクリートは水、セメント、砂利、砂を混ぜて作ります。ドロドロした状態を生コンクリートと言います。コンクリート二次製品とはあらかじめ工場で成形されたものです。工場では鉄の型枠に鉄筋を挿入し、そこに(生)コンクリートを流し込み固めます。その後型枠から外してストックヤードで保管をします。14日間経って強度が発生してから各工事現場へ納入します。

当社は長野県内に3つの工場、5つの営業所があります。関東を視野に入れ埼玉にも営業所を開設しています。

今回は栗で有名な上高井郡小布施町にある小布施工場を見学しました。

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暑い中ヘルメットをかぶり、工場内を徒歩で見学します。何しろ縦に広い工場ですので歩いて片道10分以上かかってしまいます。

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敷地面積は東京ドームの約1.2倍だそうです。縁石ブロックのような小さなものからトンネルに使用するような大きなものまでサイズを入れて約5,000種類の製品を製造しています。ストックヤードには沢山の製品が並べられています。スケールの大きさを感じて頂けたと思っています。

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事務所に戻り、東京、長野で働いた場合のそれぞれのメリットとデメリット、建設業界の現状と今後の展望について、また当社のようなメーカーの立ち位置等についても聞いて頂きました。

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昨年同様、簡単に説明します。

建設業界を大きく分けますとまず建築と土木に分けられます。当社は主に土木工事関連の現場にコンクリート二次製品及び関連資材を納入しております。土木の工事はほとんどが公共工事となります。土木建設業界の職場としては主に以下の4つに分けられます。

設計委託   ①役所(測量/設計・発注) → ②コンサルタント(測量・図面作成)

工事委託   ①役所(工事立案・発注) → ③ゼネコン/建設会社(施工業者)→ ④メーカー(材料屋)

もちろん当社は材料メーカーですので、販売先は主にゼネコンさんですね。

工事現場に材料を納品しますが、施工は行っていません。ゼネコンさんが施工をしています。部材を組み合わせる大型製品や特殊製品の場合は、施工指導に立ち会うこともあります。ちょっと専門的な話ですので難しいかもしれませんが、建設業界について少しでも分かってもらえたらうれしく思います。

コンクリート事業部では学生のみなさんも取材を受けていました!とても緊張している様子でしたが、当社をご見学いただいた感想を聞けて私たちも嬉しく思いました。

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これにて本日の職場見学は終了!みなさんを宿泊先まで無事に送り届けました。聞くところによると食事のあとに明日のインタビュー、ディスカッションに備えてのグループワークの時間があるそうです。とってもハードなスケジュールですね。

つづく・・・