長野高専学園祭「第51回工嶺祭」企業展に参加しました

10月22日(土)、23日(日)の2日間に渡り、長野高専の高嶺祭が行われました。
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この高嶺祭と一緒に企業展が行われ、技術振興会会員の企業が各ブースにて企業紹介や商品紹介のパネルなどを展示して、学生や保護者の方に企業のPRを行います。
企業展の参加企業は全部で23社でした。当社は今回が初参加でしたので様子が分からず展示品の選考や準備にとまどいました。

当社は建設関連、カーライフ関連、住宅生活関連の3分野で事業を営んでいます。
長野高専は工業校ですので当社の建設関連、中でもコンクリート二次製品の製造販売を行っているコンクリート事業部の事業内容及び製品紹介をさせて頂きました。

 防草ブロック(車道と歩道を分ける縁石の防草タイプ)の現物のカットサンプルを展示
しました。カット品ではありますが約30kgはあるかと思います。もちろん移動は台車を使用しました。汗・・・

 コンクリート製品はドロドロした生コンクリート(水、セメント、砂利、砂を混ぜたもの)を型枠に流し込んで乾燥させて固める、流し込みという製造方法が一般的です。イメージとしてはゼリーを容器に流し込んで、冷蔵庫で固めるイメージです。しかし、この防草ブロックはDC(ドライキャスト)製品といって即脱式という方法でつくられた製品です。即脱式とは、ほんの少しの水分のパサパサしたコンクリートを強烈なプレスで圧縮して型枠から外すと、その場で形になっているという製造方法です。イメージとしては砂場で湿った砂でおにぎりを作る感じでしょうか?

この即脱式の製品は肌が少し黒っぽく、ザラザラした表面になっていますが、少ない水で造っていることと、雷お越し(お菓子)のような空壁のある構造になっているため、長野県のような寒い地域(寒冷地)には非常に適した製品となっています。もう少し詳しく知りたい方はコンクリート事業部のホームページをご覧ください。

写真のL字のブロックが防草ブロックです。
また、製品内に10%のリサイクルガラスのカレットを混ぜて作っています。
長野県の信州リサイクル認定品に認定されている製品でもあります。
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当社はこのような縁石、水路などの小さなものから、トンネルに使用するような大きなものまで製造しています。またコンクリート事業部には設計部門があり、CADを使用して製品の割付図面を描いたり、製品の構造計算などを行っています。構造計算で技術的な疑問が生じた場合は高専の教授の先生に相談をしてご指導いただくこともあり、日頃から大変お世話になっております。
このようなイベントを通じて学生、保護者、先生、さらには一般の方々に少しでも当社のことを知ってもらえれば嬉しいなと思います

今後も色々なイベントに参加していきたいと思っています。高見澤でコンクリート製品を造っていたんだ?コンクリート製品って何なの?高見澤ってどんな会社なの? などの疑問がなくなるよう、少しずつ情報発信していきたいと思っています。